2025.06.23 | お知らせ, ブログ, 整備・車検
ポルシェオーナーの皆様、いつもAUTOCAFEをご愛顧いただきありがとうございます。
いよいよ夏本番が近づいてまいりました。通常梅雨真っただ中のこの時期に梅雨前線がどこかに行ってしまったようで、すでに非常に暑い日が続いています。
気温が上がるこの季節、愛車のコンディション維持のために、少しだけ気にかけていただきたいポイントがあります。
ポルシェのインテリアは、高品質な素材と美しい造形で構成されており、見る者の心を惹きつけます。
しかし、真夏の直射日光と高温は、時としてその美観や機能に悪影響を及ぼすことがあります。特に以下のような事例が、過去にも多く報告されています。
これらの事例は熱対策をしていたとしても素材そのものや接着素材の経年劣化で起こりがちな症状でもあります。
レザーインテリア仕様のポルシェでは、ダッシュボード表面のレザーが炎天下により収縮・膨張を繰り返すことで、接着力が弱まり「浮き」や「剥がれ」が発生するケースがあります。
高年式・低走行車でも例外ではなく、屋外駐車が続いた車両ほどリスクが高まります。
ドア内張り(トリム)も高温の影響を受けやすい部分です。こちらはレザーインテリアではない内装ではとても有名なあるあるの症状です。
ポルシェに限らず輸入車全般で見られる症状ですが、ルーフライニングが垂れ下がってくる症状も、高温多湿環境が続くことで接着剤の劣化が原因となり発生します。
さらに、997型911・987型ボクスター/ケイマンでは、エアコンやインフォテインメントのスイッチ類に使われているソフトタッチ塗装が経年劣化と高温によって“ベタベタ”になってしまう症例が多く見受けられます。
見た目にも触感にも影響するため、これを避けるための予防措置が重要です。
日中は屋内ガレージまたは日陰の確保を。
屋外駐車の場合は、サンシェードや車用カバーの併用。
月に一度は内装のコンディションチェック。
気になる症状がある場合は、早めの相談を。
AUTO CAFEでは、ポルシェ専門の内装のリペア補修や天張りの張替えなどを承っております。
ダッシュボードの剝がれや浮きはレザー自体が縮んでしまい再貼り付けの修理が困難な場合が多いです。外出先で屋外の駐車を余儀なくされるときは、フロントガラスのサンシェードにプラスしてダッシュボードの上にタオルをクシャクシャにして置くとよいかもしれません。
大切なポルシェを美しく、そして快適な状態で乗り続けるために、ぜひこの夏の対策を今から始めてみてください。
炎天下にさらされた時間は、想像以上に愛車に影響を与えます。
もし気になる症状やご不安がございましたら、お気軽にAUTO CAFEまでご相談ください。
私たちは、ポルシェ専門店として最適なアドバイスとサポートをご提供いたします。
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