2025.12.05 | ブログ, 整備・車検
ポルシェ981ボクスターでメーターのインフォメーシュンディスプレーに【フードが端位置にありません】と表示される、突然開閉作動が止まり【幌を停止位置へ移動】と表示される不具合。
【フードが端位置にありません】は何かしらの不具合が発生した際のアラートになります。
【幌を停止位置へ移動】は正常時でも開閉時にオーナー様が作動を止めた際に表示されますが、不具合があると作動中に突然動きが停止し表示されます。
幌が閉まっているにもかかわらず表示されるケースや、幌先端のロックレバー(キャッチ)が解除されたタイミングで作動が停止し表示されるケースなどがあります。
幌の作動中にロールバー上部で突然作動が停止し【幌を停止位置へ移動】と表示されるケースもありますが、ロールバー上部で停止の場合は今回のブログの不具合とは異なりますので、下記リンクのブログを参照してください。↓
981ボクスターの幌が途中で止まってしまう不具合修理します!
981ボクスターでは最近、このエラー表示にてご入庫される車両が多くなってきています。
部品自体は911(991・992)、718(982)ボクスター・スパイダーでも共用のため今後同様の不具合車両が多くなる恐れがあります。
該当する部品はコチラ↓



部品目:キャッチ、部品価格:299,200円。
ASSYでの供給となり子部品の供給はありません。そのため技術料も合わせると40万円近い修理になります。
ポルシェセンター様だと、ポルシェ純正新品部品でのお取替え修理となります。ディーラーという特性上、一定の品質を保つため仕方がないことです。
しかし、オートカフェはディーラではなく専門店です。
専門店の強みを生かし、ASSY交換ではなくリペアできないかを考えます。
余談ですが、昔『最近の整備士はエンジニアじゃなくてチェンジニアですね』と言われたことがあります。チェンジニアとは部品を交換するだけの整備士という意味です。
確かにディーラーや多くの整備工場では不具合箇所は修理ではなく交換での対応になると思います。また近年の複雑化したシステムや部品構造が修理という選択肢を狭めている事も事実かと思います。
しかし、オートカフェでは何とかリペアできないか試み、チェンジニアと言われないよう努めています。
結論から言うとASSY交換ではなく、リペア可能になりました。
ドイツ本国にあるポルシェ社のサプライヤーの企業様との商談により、キャッチに使用されている子部品を仕入れられるようになりました。
ドイツの企業様からの仕入れのため、ドイツ語でのやり取りだったので苦労しましたが…。
キャッチを分解し、取り寄せた新品部品を組み込んでリペアを行います。
ポルシェ純正新品ASSY同様に、不具合部位をポルシェ純正品に使用されている部品を用いてのリペアのため、信頼性は言うまでもありません。
常に症状が発生していれば、半日程度のお預かり作業となります。
症状がたまにしか出ず当店で症状確認が取れない場合や、症状が出ないが他店様で部品交換が必要と診断済みの際は、ご相談の上での作業となります。
オートカフェは千葉県にあり東京・神奈川・埼玉・茨城などの関東地域や名古屋・長野方面からも車検や整備でご来店いただいております。
遠方では広島県呉市や石川県金沢市からもお越しいただけております。
そのためオーナー様をお待たせする事のないよう、完全予約制にて作業を承っております。
オートカフェは歴史的に後世に価値の残るであろうporscheを、完璧なリペアにて後世に引き継いでいきます。
※徒歩5分圏内に八千代緑が丘駅(東京メトロ東西線直通東葉高速鉄道)・アパホテル・イオンモール・TOHOシネマズなどがあります。
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